《初心者さんでも売れやすい》自分の作品に合ったハンドメイド販売サイトの選び方
販売サイトはどうやって選べばいい?
自分の作品ジャンル、雰囲気に合ったサイトを選びましょう!
需要と供給が合わなければ、売ることが難しい世界です。
まずは自分の作品に合った販売サイト選びが重要になります。
オススメの販売方法
現在、数多くの販売方法があります。
すでにSNSなどで人気や話題を集めていて、自分でお客さんを集められる方は、 BASE (ベイス)、 STORES (ストアーズ)、Wordpressを使った完全オリジナルネットショップ作成などで販売する方法がオススメです。
しかし、初めてのハンドメイド販売、SNSなどでも周知度0で、売れるかどうか分からない不安があったり、作品の写真撮影に自信がない初心者さんの場合、上記のサイト・販売方法はハッキリ言ってハードルが高いためオススメできません。
初心者さんの場合は、楽天やAmazonなどのように、お客さんが色々な商品・ジャンルから探して買い物することができるショップ集合型のサイトがオススメです。
複数サイトでの運営がオススメ
ショップ集合型の販売サイトの場合は、1つにこだわらず、複数サイトでの運営がオススメです。多くの作家さんが、2・3サイトを併用して、同じ作品を販売しています。
複数サイトで出品したほうがよいのはなぜ?
販売サイトは、1つより2つ、2つより3つで運営すれば、売れるチャンスも上がります。
また、それぞれサイトの特徴によって客層が異なるため、出品してみないと、どのサイトで自分の作品が好まれるのか、分かりません。その分からない部分は、複数のサイトを使って運営すると、閲覧数やお気に入り登録数で「見える化」していくため、分析できるようになります。
ただし、全然閲覧数が上がらないからと、すぐに撤退を決断するのはもったいないです。
minneやcreemaなどのハンドメイド専門サイトでは、ジャンル別・季節の特集や新人として事務局の目に留まると、突然サイトのトップページにピックアップされることがあります。
売れっ子作家になるためのビッグチャンス到来です。
私はアクセサリーでcreemaのTOPページ特集に掲載されたことがありますが、他の作品とは比較にならないほど閲覧数が上がっていき、すごいスピードでお気に入り登録されました!
人生において指折りの興奮した出来事です。
現在売れている作家さんの多くは、事務局にピックアップされたことがキッカケだったり、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSなどを通して人気を集めている方々ばかりです。
複数サイトを使って運営すれば、ピックアップされるチャンスも上がります。
サイト運営の手間はあっても、貴重なチャンスをつかむためには、複数サイト登録がオススメです。
では、私がオススメする2つの販売方法を詳しく紹介します。
- フリマアプリ/メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ
- ハンドメイド専用サイト/minne・creema
販売サイトでは、作品が売れた時に販売価格に対して10%前後の手数料を取られますが、手数料の安い・高いは気にしなくてよいと思います。まず、作品の値段を決めて、それぞれのサイトでの手数料分を加算すればよいからです。まずは「どのサイトなら自分の作品は売れそうか」ということを考えていきましょう。
フリマアプリ/メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ
フリマアプリでハンドメイド販売って、大丈夫なの?
メリット、デメリットを理解して販売すれば安心して利用できますよ!
売れることを優先したい方は、利用者が突出して多いメルカリがオススメです。
利用ユーザーが多ければ多いほど、売れる確率が上がるからです。
さらに楽天ユーザーはラクマを利用している方が多いので、ラクマを併用すると、売れるチャンスが上がります。メルカリ・ラクマを併用して出品している作家さんは多いです。
なお、PayPayフリマは扱いやすいのですが、利用ユーザーが少なすぎて売れにくいというデメリットがあるため、余裕があれば登録を検討してみてください。
- 特にメルカリは、利用ユーザー(見てくれる人)が桁違いに多い
- 不要品を売ったお金で買い物できる特徴があるため、気軽に購入してもらえる
- 様々な価格帯(激安~高額)、初心者から大ベテランまで、様々な作家さんが作品を販売しているので、初心者さんでも参入しやすい
- 写真に自信がない場合、ハンドメイド専門サイトよりはフリマアプリのほうが購入されやすい
- ファンがつきやすい=リピーター獲得
- オーダー品の依頼がきやすい
- 宛名書き不要・近くのコンビニ(対象コンビニ多い)から匿名配送できるので便利(メルカリ・ラクマ・PayPayフリマとも可)
- ハンドメイド品に理解がある方ばかりではない
- 値下げ交渉される
- 理不尽なクレーム、辛口評価、ダメ出しコメント等のトラブル
- 不要品を売買するという本来の性質上、ハンドメイド品も市販品やパーツなどの不用品と共に掲載されていくため、数日内に売れないと、他の出品物とともに埋もれてしまう
- 購入者・出品者関係なく、常識ある対応ができない方が少数いる トラブルを生む
- ハンドメイド専用販売サイトのように、事務局から注目されてサイト上でピックアップされるという機会はない
- 出品時、プロフィール含め、外部アカウント(SNSなど)の掲載は禁止
- メルカリshopsであれば連携可(ただしメルカリshopsは事業者向け)
- アカウントは1つしか作れない(ハンドメイドと不用品を併用して売るのはオススメできない)
- 本格的なハンドメイドショップとしての価値を上げるためには、ハンドメイド関連以外の不用品(服や本など)を混ぜて販売するのは極力避けたほうがよい
- ベビー小物、通園通学グッズ
- 布、革小物全般(バッグ、ポーチなどのファッションアイテム)
- 刺繍作品(アクセサリー、ブローチなど)
- ぬいぐるみ・ドールなど、個性的な作品
- ペット用品
- 消しゴムハンコ
- ドライフラワーを使った作品
市販品と混ざっても目に留まる作品は売れやすい。例えば、アクセサリーは、ビーズやレジン作品はライバルが多い上、市販品やパーツとごちゃ混ぜに掲載されるため、よほど目に留まる作品でないと難しい。
「メルカリ ハンドメイド」で検索すると上位ワードで「ひどい」が続くことには理由があります。
ハンドメイドだけに限りませんが、購入者・出品者関係なく、常識ある対応ができない方が少数いるため、トラブルが起こりやすいことが原因の一つです。
出品者には、プロ意識をもってハンドメイド販売をしている方もいれば、そうでない方もいます。
お互い気持ちよく取引するためには、購入者・出品者双方で、ハンドメイドを買う・販売することに対する常識的なマナーが必要不可欠です。
フリマアプリでは、色々なタイプの方と出会います。少しでも不安に思う方に遭遇したら、ブロック機能でトラブル防止することをオススメします。
私はメルカリで800件近く取引経験があり、トラブルは0ですが、値下げ交渉や、非常識な依頼がくるなど、困った経験はあります。
メルカリの特徴を知り、トラブルの予防対策をすることは重要です。
なお、フリマアプリでは、以下の注意点に気をつければ大抵のトラブルは防止することができます。
- 問い合わせや購入者に対しては、丁寧な言葉づかいを心掛け、誠意をもって対応する
- トラブル予防のため、プロフィール上で購入の独自ルールを作る
- 「値下げ交渉・クレーム不可・ハンドメイドのあたたかみを理解した上で購入ください」など、あらかじめ注意書きを記載
- 発送は匿名発送のみに対応する(普通郵便などは、送った・届いていないトラブルの原因になるため利用不可にする)
- 非常識な相手にコメントで絡まれたらブロックする(非常識な相手に購入されるとトラブルに発展する可能性が高い)
- 初期不良に対する対応を考えておく(取引キャンセルにて返金か、普通郵便で代替品送付)
- 到着時の破損を防止するため、発送時はプチプチなどに包みしっかり梱包
- 丁寧なラッピングにて、お礼のメッセージカードやシールを添えるとファンがつきやすい
そのほか、「メルカリ ひどい」は、「作品のレベルがひどい」という意味合いも込められています。
フリマアプリでは色々な方が出品されているので、クオリティに差があるのは確かですが、どれも一生懸命手作りした作品で、あたたかみを感じます。
minneとcreema
本格的にハンドメイドで勝負に出たい方は、minneとcreemaの併用出品がオススメです。多くの作家さんが、minneとcreemaを併用して出品しています。
特徴の違いは以下の通りです。
- ハンドメイド専用サイトの中では利用者が多いため、購入されやすい
- 出品物はナチュラル・POP・大人可愛いものまで様々
- 個性的な作品はトップページでピックアップされやすい
- 気軽に買える価格帯のものが多い(どちらかといえば安価)
- 感覚的な購入者の年齢層(若い・20代前後~)
- 新人作家さんの特集ページでピックアップされるチャンスあり
- プロフィール上で、InstagramなどのSNSや外部アカウントと連携できる
- シンプル・ナチュラル・大人可愛いものが好まれる(子供っぽいものより大人っぽいもの)
- 出品物の特徴がハッキリしているため、需要と供給が合えば購入されやすい
- オシャレな作品画像はトップページでピックアップされやすい
- 高価・高クオリティの作品が多い
- 感覚的な購入者の年齢層(20代半ば~)
- 月別NEWクリエイターの特集ページでピックアップされるチャンスあり
- プロフィール上で、InstagramなどのSNSや外部アカウント掲載、SNSシェアが簡単にできる
- ビーズ・レジン等のアクセサリー全般
- ベビー小物、通園通学グッズ
- 刺繍作品(アクセサリー、ブローチなど)
- 布・革小物全般(バッグ、ポーチなどのファッションアイテム)
- 陶器など焼き物・木材・ガラスを使った作品
- 羊毛フェルト作品
- ペット用品
- スマホケース
- 消しゴムハンコ
- ドライフラワーを使った作品
フリマアプリではオススメできないビーズ・レジンを使ったアクセサリーは、minneやcreemaでの販売がオススメです。また、素人では扱いが難しい材料・技術を使った作品の出品もオススメです。
minneとcreemaの特徴を簡単に伝えると、minneは老若男女関係なく幅広いジャンルを扱っている親しみやすいサイト、creemaは、自分へのご褒美や特別なプレゼントなどで買いたいなと思わせるような作品が多く、大人の女性・男性をターゲットにしているサイトと感じます。
筆者はminne・creemaを併用して販売していましたが、minneでは個性的で可愛いアクセサリーや大人可愛いベビー用布小物が売れ、creemaではシンプルで大人可愛いピアス/イヤリングや、高級ブランド生地で作った布マスクが売れました。それぞれ客層が全然違うと感じるので、併用して販売してみないと、どちらに需要があるのか分かりません。
なお、フリマアプリでのハンドメイド販売と異なり、購入者の大多数は手作り品を好んで購入されるため、ハンドメイドに対しては理解のある方ばかりですので、値下げ交渉など非常識な方に遭遇することは稀です。特にcreemaユーザーは、丁寧な方が多い印象です。
- ステキな作品画像を撮ることが重要(どれだけ高クオリティな作品でも、買いたいと思わせる写真でなければ売れない・できれば一眼レフカメラで撮影)
- creemaでは、匿名配送に対応していないので、住所・氏名を開示して発送しなければならない
- minneは、フリマアプリなどと同様にヤマト運輸と業務提携していて匿名配送できるが、送り状はヤマト運輸営業所またはファミリーマートでしか印刷できない
- 発送料金最安値である普通郵便(追跡・保障なし)で対応している作家さんが多いが、万一「届かない」といった郵便事故が起きるとトラブル発生の可能性あり
- 匿名配送以外の発送方法では、住所・氏名・電話番号を開示される
住所開示が必要なのはお互い様だけど、心配な方もいるかも?
プライバシーを保護したい場合は、ハンドメイド専門のバーチャルオフィス利用をオススメします。
自宅住所の代わりに、発送元として書ける住所を借りられますよ。
「匿名配送ができない」または「匿名配送以外の発送方法を選択した場合」は、お互いの住所・氏名・電話番号を開示してのやり取りになるため、お互い様とはいえ個人情報漏れが気になる方もいるかと思います。
googleマップなどで住んでる場所、簡単に特定できちゃうもんね・・
そんな不安は、バーチャルオフィス利用で解決することができます。
以下は、サービス内容の一部です。
- 発送元として書く住所を借りられる
- 郵便物転送サービスを受けられる(万一リターンされた場合も自宅に届かず安心!)
- 電話番号を借りられる
利用コストは初期費用+月額利用料が千円前後~かかりますが、ハンドメイドに特化したバーチャルオフィスもあるため、プライバシー保護のためには、ある程度売れるようになったら利用検討もオススメです。
まとめ
以上、初心者さんでも売れやすい販売方法を紹介しました。
- フリマアプリ併用/メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ
- ハンドメイド専用サイト併用/minne・creema
それぞれサイトの性質が異なり、作品の価値を下げる可能性があるのでオススメできません。フリマアプリならフリマアプリ、ハンドメイド専用サイトならハンドメイド専用サイトの中で、併用しましょう!
販売方法・サイト選びの参考になれば幸いです。