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《推しぬい》簡単図案写し!水に溶ける下絵(刺繍)シートを使って顔刺繍する方法

あねこ
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うしくん
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推しぬいは顔が命

ぬい本体にボア生地を使う場合、目周りに関しては図案を写したり直接刺繍をするのは難しいので、刺繍シートを使って刺繍する方法が一般的です。

ただ、刺繍シートの使い方は商品によって様々で、何を使ってもひと手間かかります。

  • アイロンを使う
  • 刺繍後、刺繍シートを溶かすために長時間ぬるま湯につけたり洗濯洗剤を使って洗うなどの手間
あねこ
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(めんどくさいので)上の作業は、どうしてもやりたくなかったんです・・

この記事では、アイロン不使用、水だけで落ちる商品だけを使った顔刺繍の方法を紹介します。

あねこ
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東京都在住、夫と一人息子の3人暮らし。ハンドメイド歴8年。裁縫ド素人にも関わらず、子どもの洋服作りを始めたことをキッカケに、ハンドメイドの沼にハマる。退職金100万円以上を技術習得のために自己投資し、幅広いジャンルの知識と技術を得た後、思いがけず月売上10万円以上の大ヒット作品を生み出す。失敗と成功の繰り返しによりつかんだハンドメイド知識を活かし「売れる作品」を生み出すノウハウを発信中!
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図案写しに使う材料

準備するもの(生地は含まない)
  • 紙のトレーシングペーパー(100均購入可)
  • 手作り工房MyMAMA(エムワイママ)  大判 水で溶ける 下絵シート
  • 下絵シートに写すための水性ペン( 下絵シートに書いても滲まないもの/はじかないもの・ 水性チャコペン チャコパーアーティスト がオススメ)
  • 《ムーンベール》チャコエースペン専用のソフト・トレーシングペーパー
  • チャコエース 図案写しマーカー(青or紫)

別途、顔・ボディ用の生地を準備してください。

この記事では、ユザワヤ購入《ぬいクロスボア(ベビーミルク)》を使用しています。

手作り工房MyMAMA(エムワイママ) 水で溶ける下絵シート

《水で溶ける下絵シート》は楽天で購入することができます。

商品説明書は同封されていないので、使い方は上の商品ページが全てです。

100cm×98cm、約1m四方の大判なので、たっぷり使えます!送料を含めても750円程度(2023.12月時点)で購入することができ、コスパも最高です。

あねこ
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簡易梱包にすることなど、企業努力により安さを実現しているらしいです!ありがたいですね~

普通のビニール袋よりゴワゴワしたような質感で厚みも感じます。

初めてさわった時は「こんな固い質感のシートで刺繍ができるの?」と心配になったくらいでしたが、針通りはとてもよく、刺しやすさは抜群です。

ボンド臭がするという口コミがあり、確かににおいますが、カット後は全く気にならなくなります。

MyMAMA水で溶ける下絵シートの使い方
  1. 下絵シートは、刺繍枠より一回り大きくハサミでカットする
  2. ザラザラの面を下(基本)にして、水性ペンで図案を写す 両面どちらに図案を書くかは好みで使用OK
  3. 生地の上に下絵シートを重ねて刺繍枠にはめて、下絵シートの上から刺繍をする
  4. 刺繍が終わったら、刺繍部分ギリギリまで下絵シートをハサミでカットする
  5. 生地の上からたっぷりの水をかけて下絵シートを溶かす(やさしくもみ洗い)
  6. 刺繍した生地を乾かして完成

実際の使い方は後ほど詳しく紹介していきます。

《ムーンベール》ソフト・トレーシングペーパー&チャコエース図案写しマーカー

推しぬいをキレイに、可愛く作るためには、図案に書いてある縫いしろ(縫う部分の線)まで正確に写すことが大切です。

顔刺繍に水に溶ける下絵シートを使う場合は、生地に縫いしろが何も書いていない状態になるため、ユザワヤなどの手芸店でも買えるムーンベール(ソフト・トレーシングペーパー)と専用チャコエース図案写しマーカーをセットで使い、図案を写しています。

使用目的
  • 顔刺繍後に顔部分の縫いしろを写す目的
  • 顔以外のパーツの図案を写す目的

ムーンベール(ソフト・トレーシングペーパー)は、見た目不織布のような商品で、透け感があり、そのまま図案を写すことができます。

本など、紙図案を写す場合はインクが染みてしまうため、薄手のビニールなどを間に入れた状態で写すのがオススメ

また、ムーンベール専用のチャコエース図案写しマーカーは、紫と青の2種類あるため、どちらにすればよいか悩むかと思います。

うしくん
うしくん

紫と青、色の違いはなんだろう?

《チャコエース図案写しマーカー》色の違い
紫ペン
  • 自然に消える(短時間作業用)
  • 数日以内に作れる場合にオススメ
青ペン
  • 水でしか消せない(長時間作業用)
  • 時間をかけて作る場合にオススメ
あねこ
あねこ

製造元である《アドガー工業株式会社》に詳しく確認してみました

Q
紫ペンは短時間といってもどのくらいの時間で消えるのか?

空気にふれるうちに消えるという性質があるため、インクの出方によっては最短1日で消える可能性がある。

生地に少しでも長く残したい場合は、点々で図案を写し、最後に点と点を結ぶようにして書くと長持ちするのでオススメ(点のほうがインクが多く出るため)

Q
紫ペンで図案を写した場合、ソフト・トレーシングペーパーに書いた図案も消えてしまうのか?

空気にふれるのでソフト・トレーシングペーパーに写した図案自体も消える

Q
ソフト・トレーシングペーパーに写した図案が消えることを防ぐため、青ペンや他の水性ペンで書いてから紫で写すことは可能か?

オススメできない(インクが消えなくなる可能性あり)紫は紫、青は青ペン同士で使ってほしい

Q
水で消せる青のペンを使用する場合、水をつけた段階では全て消えるのに、生地が乾く段階で青色が復活してきて汚くなってしまう時があるのはなぜ?

つけた水が少ないと色残りの原因になるため、洗面器などに水をはって、ザブンと潜らせるのがオススメ

あねこ
あねこ

長年愛用している商品につき、今まで疑問に思っていたことを思いきって質問してみました。

ムーンベールの謎が解けてよかったです。

アドガー工業様、丁寧に教えていただきありがとうございます!

顔の図案の写し方《一連の流れ》

まず、生地と水に溶ける下絵シートは、使っている刺繍枠より一回り大きくカットしておきます。(後ほどはみ出した生地と下絵シートを引っ張る作業があるため、引っ張りやすい大きさがよい)

生地に図案を写す時の注意点

生地には縦と横の向きがあります。

上下/左右それぞれ引っ張ると、伸びにくい方向、伸びる方向があるので、必ず図案を写す前に試してみましょう。

伸びにくいほうが縦、伸びるほうが横です。

必ず伸びにくい縦向きで使用し、毛並みは上から下につるっとなでられる方向に整えてからカットします。(毛並みが逆立ったら反対)

あねこ
あねこ

縦と横を間違えると、仕上がり、顔の可愛さに差が出てしまうためご注意を。

毛並みに関しては、推しのお顔をなめらかになでることを想像すると分かりやすいですよ

では、実際の作業手順を紹介します。

図案写しから下絵シートを洗い流すまでの工程

紙のトレーシングペーパーに鉛筆などで図案を写す

耳の縫い位置、あごの中心線も忘れずに写す

水に溶ける下絵シートに図案を水性ペンで写す

紙のトレーシングペーパーに写した図案の上に、水に溶ける下絵シートを重ねて、水性ペンで図案を写す

使用する水性ペンについて
  • まずは、水に溶ける下絵シートの使わない部分に、使用する水性ペンで試し書きしてみる 指でさわるとはじいたり、にじまないものを使う 水性でないと下絵シートを溶かす時に一緒に消えないため、誤って油性ペンを使わないよう注意
  • チャコエースの関連商品はにじんでしまうので不向き
  • チャコパーは速乾でにじまず消えにくいことを確認済み(上の画像はチャコパーで書いたもの)

下から刺繍枠下→ボア生地→水に溶ける下絵シート→刺繍枠上の順番に重ねてはめて、刺繍をする

水に溶ける下絵シートは固く厚みがあるため、かなりはめにくいが、できるだけシワなく張れるように何度も整えながらはめ込んでいく

画像:約10cmのネジなし刺繍枠使用

コツ

刺繍枠にセットしたら、ボア生地は上下にのみ引っ張り、下絵シートは上下左右ななめにも引っ張って整える

ボア生地は横に引っ張って伸ばさないよう注意

特に目周りの部分は、生地・下絵シートともに、シワ、歪み、浮きなくピンと張った状態まで整えないと刺繍の仕上がりに差が出るため注意

あねこ
あねこ

しっかり張れている場合は、針を出し入れするたびにボスッと気持ちのよい音が出ますよ!

目の周りの刺繍が完成したら刺繍枠から外す
髪の刺繍をする場合

韓国風に髪の刺繍をする場合は、STEP4《目の周りの刺繍》完成後のタイミングがオススメ

下絵シートに厚みがあるため、髪の生地まで同時にはめ込むことが難しく、目の周りの刺繍がうまくできない可能性があるため(うまくはめられる場合はSTEP3の段階で同時刺繍OK)

上の画像は待ち針で止めているが、待ち針だけだと刺繍するには不安定なので仮縫いしたほうがよい

生地と下絵シートを待ち針で止めて、顔の外回りのラインに沿ってカットする
刺繍した周辺部分だけを残して、余分な刺繍シートをカットする

間違えて生地を切らないよう注意

生地を優しく水で洗い流し、下絵シートを溶かして乾かす

下絵シートを落としきれないとボアの質感が戻らないため、優しくもみ洗いしてしっかり洗い流す

あねこ
あねこ

私はペーパータオルで水気を軽くとった後、自然乾燥か、ドライヤー(弱風)を使って乾かしています。

顔の縫いしろ・ボディ図案の写し方

次に、ムーンベール(ソフト・トレーシングペーパー)を使った顔の縫いしろとボディ図案の写し方を紹介します。

あねこ
あねこ

顔の生地が乾くのを待っている間に準備すると効率よく作業できます!

顔の縫いしろの写し方

最初に書いた紙のトレーシングペーパーの上にビニール袋(汚れ防止)→その上にムーンベールを乗せ、チャコエース図案写しマーカーで図案を写す

縫いしろを写したいだけなので、図案全てを写す必要はない 顔刺繍した以外の部分を写せばOK(顔刺繡の中心「+」は写す)

髪の毛まで写しておくとこの後の作業がスムーズ

髪の毛のデザインが複雑だったり、ムーンベールでは写しにくい場合は、別途型紙を作って図案を写す方法もあり 参照

顔の生地を裏面にし、その上にムーンベールを乗せ、待ち針で止め、再度チャコエース図案写しマーカーでなぞって、縫いしろ・耳の付け位置・あごの中心線の図案を写す
コツ

刺繍と水通しにより多少の歪みが出るが、生地をカットする外側のラインより、顔の刺繍部分と、仕上がりとなる縫いしろ(内側)の線とのバランスを合わせるとよい

ムーンベールに写した顔の中心+を、実際に刺繍した部分に合わせて図案を写すと、バランスよくキレイな仕上がりに!(ズレた外側のラインも写して、最後にズレた部分をカットしてもOK)

顔以外・ボディの図案の写し方

本などの図案の上にビニール袋(汚れ防止)→その上にムーンベールを乗せ、チャコエース図案写しマーカーで図案を写す
生地の向き・毛の流れに注意し、生地の裏面にムーンベールを乗せて、再度チャコエース図案写しマーカーでなぞって図案を写す
コツ
  • カットしたパーツは、ボア(メインの表生地)同士を合わせて(中表)にして縫うため、図案は裏面に写す必要がある
  • 左右対称パーツの図案は、ムーンベールを裏表ひっくり返すだけで簡単に写すことができる
カットして縫う準備完了!

髪の毛の図案がムーンベールでうまく写せない場合の対処方法

髪の毛は、複雑なデザインだったり、ボディより毛足の長いボアを使った場合など、生地によっても図案を写しにくい場合があります。

そういった場合は、面倒でも別の型紙を作っておくと、ストレスなく図案を写すことができます。

型紙の作り方

一番最初の工程で、紙のトレーシングペーパーに写した図案の上に、透明感のあるプラ板を重ね、油性マジックで縫いしろを含んだ外側の線を書き、ハサミでカットするだけ!

プラ板やクリアファイルなど、透明感のある固めの素材がオススメ(下の画像はプラ板使用)

髪の毛の生地の裏面には、 顔の縫いしろ・ボディ図案の写し方ーSTEP1で、ムーンベール(ソフト・トレーシングペーパー)に写した図案を使って縫いしろを写しておく(生地カット後のほうが写しやすい)

注意 チャコエース図案写しマーカー(青)を使った場合、水で落とすタイミングについて

チャコエース図案写しマーカーの青ペンを使って図案を写した場合は、水につけて色を落とす必要があります。

生地についた図案を消すタイミングは、全てのパーツを縫い合わせた後、ワタを詰める前です。

製造元のアドガー工業に確認した通り、洗面器などに水を張って、しっかり潜らせないと、色戻りする可能性があるため注意

あねこ
あねこ

しっかり生地が乾いたあと、色戻りがないことを確認してからワタ詰めを行ってくださいね

数日以内に作れる場合は、自然に消える紫ペンのほうを使えば、水で落とす手間がないのでオススメです。

あねこ
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上の画像のぬいのボディには、所々水色で色戻りがあります。

白っぽい生地なので目立ちます…

私は、乾かす時間短縮のため、軽く流水や、水をたっぷり染み込ませたキッチンペーパーを使って色落とししていましたが、それでは不十分だということが分かりました。

まとめ

以上、アイロン不使用、水だけで落ちる商品を使った顔刺繍の方法を紹介しました。

水だけで落ちる商品まとめ
  • 手作り工房MyMAMA(エムワイママ) 水に溶ける下絵シート
  • チャコエースペン専用のソフト・トレーシングペーパー《ムーンベール》
  • チャコエース 図案写しマーカー(青or紫)
    • 紫→自然に消える(短時間作業用)
    • 青→水でしか消せない(長時間作業用)

準備する材料は多いですが、水だけで落とすことができる商品のみを使用しても作ることができますので、参考にしてみてくださいね。

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