《ファン獲得》ハンドメイド作品をネット販売でブランド化するための6ステップ
ハンドメイド作品をブランド化するにはどうしたらよいかな?
これからブランド化する方法を教えますね。
売れるまではコツコツと、自ら一方的に発信していきましょう!
ハンドメイド作品で人気を得るためには、自分の作品を「個性」としてブランド化していくことが大切です。
ブランド化すれば作品に個性がプラスされ、魅力度がアップします。
では、作品をブランド化する方法を6ステップに分けて詳しく紹介します。
作品イメージを考える
まず考えたいのは作品イメージです。
後のステップにも影響するため、最初に作品のイメージ/テイストを考えます。
- ナチュラル・自然
- 可愛い・大人可愛い
- カッコいい・クール
- 独創的・個性的
- シンプル・上品
- アンティーク、ヴィンテージ風
- 面白い・ユニーク
誰にでも、モノに対して自分の好みがあると思いますが、たまたま見た1つの作品に魅力を感じると、他の作品もあれこれ見たくなったり欲しくなるものです。
作品の雰囲気に統一性を持たせれば、お客さんは他の作品ページを見に行ったり、次回新作に期待してショップをお気に入り登録してくれます。
統一感を持った作品イメージを決めれば、ファン(リピーター)を生み出す作品づくりの第一歩となるので、一度固定した作品イメージはブレないように気をつけていきます。
作家名=ブランド名を考える
できるだけ、作品のイメージに沿った作家名を考えます。
自分のコンセプトに沿った、覚えてもらいやすい名前がオススメです。
日本語はもちろん、英語、フランス語なども人気です。
作家名は、後のステップであるタグ作りやラッピングになどに影響しますので、そのあたりも意識しながら考えていくとよいですよ。
作家名が決まったら、googleなどでネットで検索し、他の作家さんとかぶらない名前を考えましょう。
ブランドコンセプトをまとめる
作品イメージと作家名が決まったら、箇条書きでよいので《ブランドコンセプト(基本の考え方)》をまとめていきます。
以下のポイントを参考にしてみてくださいね。
- 誰に必要とされたいか?(性別・ターゲット年齢層)
- こだわりの点は?
- 類似作品と比べた時の自分の強み《個性》は何か?
- 作家として、自身のアピールポイントは?
ブランドコンセプトを明確にしておけば、販売サイトやSNS上で、プロフィールやショップ紹介文をすぐ記載することができます。
ネット販売は、顔が見えない分、「個性」を作品説明やプロフィール上でアピールしていく必要があります。
自分の作品が生まれたヒストリーや、作品・作家名にどのような想いが込めれているかなどを含んだ軸のあるエピソードは、販売する上で購入者に対するアピールポイントになるため、丁寧に作りこみましょう。
オリジナルタグをつくる
完成した作品には、アクセントになるオリジナルタグを付けると、よりブランド感のある仕上がりになります。
では、オリジナルタグを作る方法について紹介します。
- 専門店でフルオーダーで作ってもらう 高クオリティ、高価格《単価の高い作品にオススメ》
- ハンドメイドサイトのタグ製作ショップなどで、セミオーダーで作ってもらう(あらかじめ決まったデザインから選択し、ショップ名を入れてもらう) 低価格、初心者さんオススメ
- 消しゴムハンコを使ってタグを手作りする 低価格、初心者さんオススメ
タグはブランド化する上で欠かせないアイテムですが、単価が安い作品の場合は、安価で手軽な方法でのタグ作りがオススメです。
ハンドメイドサイトなどでは、セミオーダーでタグショップを開いている方がいます。完全にこだわったタグは作ることはできませんが、セミオーダーなら安価で、ショップ名の入ったタグを作ってもらうことができます。セミオーダーでも、タグはないよりはあったほうが本格的な仕上がりになります。(以下の作品はセミオーダーで購入したタグ使用)
筆者が一番オススメする方法は、消しゴムハンコを使って布タグを作る方法です。
- 消しゴムハンコ
- 薄手の平織りテープ(スタンプが押しやすく表面がでこぼこしていないもの) 洗濯するものに使う場合は、水通しして軽く干した後アイロンをかけてから使う
- 布用スタンプインク
布用スタンプインクはVersaCraft(バーサクラフト)がオススメです!スタンプ後、アイロンを当てると洗濯にも強くなります。
消しゴムハンコを使ったタグを作る場合、多少手間はかかりますが、より作品のオリジナル感・あたたかみが増します。作品の表面に縫い付けるタグや、ポーチや洋服の間に挟み込んで使えるビスネーム、どちらも作ることが可能です。
消しゴムハンコから手作りする方もいますが、消しゴムハンコはハンドメイドサイト、ココナラ、フリマアプリなどでオーダーして作ってもらうことができます。一度作ってもらえば長く使えるので、都度オーダーしてタグを作ってもらうより、安くすむかと思います。
- 消しゴムハンコ
- 好きな紙
- 紙用スタンプインク
紙用スタンプインクはStazOn(ステイズオン)は、にじまずキレイに押せるのでオススメです。
ラッピングを考える
ハンドメイド品を購入した方が、喜びの感想とともに、開封前のラッピングの状態からInstagramなどに載せている投稿をよく見かけます。
その投稿を見た人が「いいな~、私も買いたい」と後に続くと、フォロワーが増え、口コミで人気が広まるキッカケとなりますので、作品が届いて開封した時に「インスタに載せたい!」と思ってもらえるようなステキなラッピングを準備するまでが、ハンドメイドのブランド作りだと考えます。
さらに、お礼のメッセージカードまたはシール(印刷、スタンプ、手書き)を添えると、購入者の心をつかむこと間違いなしです。
- 簡易ラッピング(通常購入時)
- 有料ラッピング(特別ギフト用)
ハンドメイド品は、家族・友達・彼氏彼女への特別なプレゼントとして買われる方も多いです。作品代・送料にプラスして、有料ラッピングが選択できるようになると、プレゼント選びをしている方からも集客のチャンスがあります。
100均はラッピング用品が充実しています♪
メイン資材と副資材を組み合わせてステキなラッピングを考えてみてくださいね。
以下画像は、簡易ラッピングとして、透明袋×レースペーパーを使用した例です。
STEP4のタグ作りでもオススメした消しゴムハンコは、シール、紙タグ、お礼のメッセージカードに押すと華やかな仕上がりになりますよ。
SNSで情報発信する
ハンドメイドを販売する上で、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを利用した情報発信は欠かせません。プライベート兼用でなく、ショップ専用のアカウントとして新規開設しましょう。
特にInstagramは、ハンドメイド写真を検索して眺めているユーザーが多いので、誰にでも集客のチャンスがあります。
Instagramでは、オリジナルの世界感をもった写真を投稿していき、一目見て何を販売しているショップか分かるようにするとよいです。作品の映え写真と、製作過程の写真なども載せるとファンがつきやすいですよ。
すべての投稿文には、「#ハンドメイド #〇〇」など、頭に#をつけて、作品関連ワードのタグ付けをお忘れなく!
検索されやすくなります。
最初はフォロワー(見てくれる人)が増えなくても、《自分が想像する》ファンに向けて一方的に発信していきます。魅力的な写真を投稿し続ければ、少しずつフォロワーが増えていくはずです。
お客さんになってほしい方を、こちらからフォロー(営業)していくのも手!
例:うさぎ雑貨を作っている羊毛フェルト作家であれば、ペットのうさぎ写真を投稿している方をフォローしていく 相手が気になってくれればフォローバック(フォロー返し)してもらえる 地道に営業していくうちに、フォロワーが増える
フォロワーが増えたら、販売予定作品の写真とともに、販売日時を予告するとよいです。こうした予告(宣伝)は、見ている方の「買いたい!」という気持ちを上げることができるので、集客に有効です。
また、X(旧Twitter)では、高クオリティのものや目を引く作品はRT(リツイート)にて拡散される傾向があり、いわゆるバズる状態になることがあります。(ハンドメイドで万バズまでいくことは滅多にないですが、百から千程度のバズりは期待できます)そうなると、一気にフォロワーが増え、集客のチャンス到来となります。
Instagram優先で、余裕があればX併用がオススメです。
フリマアプリではSNSリンク表示は禁止
販売サイト側のプロフィールにおいては、minne・creemaなどのハンドメイド専門サイトであれば、SNSリンクを掲載することができます。(SNSを使った集客を推奨している)
一方、フリマアプリでは、そもそもが不用品を販売するという性質上、出品ページだけでなく、プロフィール上でもSNSアカウント名などの掲載が禁止されています。
知らずに掲載してしまうと、ユーザーからの通報などにより、事務局から警告通知がきたり、最悪アカウント停止のペナルティを受けますので、十分ご注意ください。
- Instagram/X ハンドメイド専門サイト・フリマアプリリンク掲載 OK
- ハンドメイド専門サイト SNSリンク掲載 OK
- フリマアプリ SNSリンク掲載 NG
まとめ
以上、作品をブランド化するコツを6STEPに分けて紹介しました。
- 作品イメージを考える
- 作家名=ブランド名を考える
- ブランドコンセプトをまとめる
- オリジナルタグをつくる
- ラッピングを考える
- SNSで情報発信する
参考になれば幸いです。