《推しぬい》セリア「水に溶ける刺しゅう用下地シート」を使ってボア生地に顔刺繍してみた
100均のセリアにも水に溶ける刺繍シートが売ってるんだね!
買ってから気づいたけど《洗濯・アイロンが使える物を使用》と書いてありました;
ボアにはアイロン使えないから、こりゃだめかなとも思ったんですが・・
- 商品パッケージに「ぬいぐるみの顔刺しゅうに」とハッキリ書いてある
- 水に溶ける性質があるなら、使い方を工夫すればボアにも使えるかもしれない
上の理由により試してみたところ、結論的に顔刺繍できましたので、作業記録を紹介します。
セリアの刺しゅう用下地シートとは?
推し活コーナーが充実している100均セリア(seria)で見つけた水で溶ける刺しゅう用下地シート。
まずは基本的な使い方を確認します。
- サイズ:2L 版サイズ(17.8×12.7cm・写真くらいのサイズ)
- 1枚入り
- 材質:パルプ
- シート自体はシールになっているので生地に貼って使う→剥離紙をはがすと普通のコピー用紙のような質感になる
- 図案は水性ペンで写す
- プリンター使用OK(パソコンで描いた図案をプリントアウトできる)
- 水に溶ける
- ザラザラしている面に図案を描く(orプリンターで図案を印刷)
- 図案より大きめに切り、生地に貼り付ける
- 生地に貼ったまま刺しゅうをする
- 刺繍が完成したら、洗面器などに水を入れ約5分ひたす
- 流水で優しくもみ洗いをしてシールを洗い流す
- アイロンをあてながら乾かして完成(アイロンの温度は布による)
顔の図案の写し方《一連の流れ》
まず、生地は使っている刺繍枠より一回り大きくカットして準備しておきます。(この記事では《ぬいクロスボア》使用)
生地には縦と横の向きがあります。
上下/左右それぞれ引っ張ると、伸びにくい方向、伸びる方向があるので、必ず図案を写す前に試してみましょう。
伸びにくいほうが縦、伸びるほうが横です。
必ず伸びにくい縦向きで使用し、毛並みは上から下につるっとなでられる方向に整えてからカットします。(毛並みが逆立ったら反対)
縦と横を間違えると、仕上がり、顔の可愛さに差が出てしまうためご注意を。
毛並みに関しては、推しのお顔をなめらかになでることを想像すると分かりやすいですよ
では、実際の作業手順を紹介します。
実際の作業手順/ポイント
- シール状になっているため透け感はあまりない
- 本の図案など、線が濃いものは写せる
- ただし紙のトレーシングペーパーに書いた図案は、マジックでなぞった線も見えず、図案を写せなかった
画像:完成サイズ10cmぬいの図案
間違えて縫いしろ(縫う線)を写しかけましたが、カットする外側の線だけ写せばOKです
今回10cmぬいのため、ケチって下半分カットしてしまいましたが、真ん中に図案を書けばよかったと思いました(刺繍枠にはめ込みにくかった)
- シールの粘着力は弱い(ボア生地には仮止めするくらいのレベル・貼っても周りは浮いてくる)
- 刺しゅう用下地シートを貼った後、はがれないように輪郭の外を仮縫いしてもよいかも
- できるだけシワなく生地を張れるように
- 刺しゅう用下地シートの粘着力が弱く周りが浮いてくるので、ボア生地とともに何度も整えながらはめ込む
- 剥離紙を取った後のシートは破けやすいので取り扱い注意
特に目周りの部分は、生地・下絵シートともに、シワ、歪み、浮きなくピンと張った状態まで整えないと刺繍の仕上がりに差が出るため注意
針通りよく、キレイに刺せました!
シール状ですが、針につくようなべたつきは全くないです
水につけた瞬間に図案が消失しました・・!
生地が乾くと、目周りのボアの質感も戻りました。
刺繍シートは水だけでキレイに溶けます!
セリア・刺しゅう用下地シートのメリット・デメリット
実際に試してみて感じた、メリット・デメリットをまとめました。
1体分で100円、図案写し失敗のリスクもあり、コスパよいとは言えませんが、お金をかけずに作りたい方や、たくさん作る予定のない方にオススメの商品だと思います。
まとめ
以上、セリア「水に溶ける刺しゅう用下地シート」を使ってボア生地に顔刺繍した作業記録を紹介しました。
少々工夫が必要ですが、刺繍シートはボア生地にも使えて、きちんと水に溶けることを確認しました。
100均で気軽に試せるのは嬉しいですね。
参考になれば幸いです。
別の記事でも、他商品「水に溶ける下絵シート」を紹介しています。
作業手順は基本的に同じですので、髪刺繍のタイミング、顔刺繍の後の縫いしろの付け方、ボディパーツの図案の写し方を知りたい方はこちらを参考にしてくださいね。